最近検索キーワードでダントツに多い、高配当 タイ株 この組み合わせ。
皆さんの方針としては、配当の高い銘柄好きという感じでしょう。
そういうことで、今日からは配当が高くかつ黒字、ROEも高い企業をご紹介です。
会社概要と事業等
NOBLE DEVELOPMENT PUBLIC COMPANY LIMITED
タイ市場のシンボルは、NOBLEです。
1997年12月6日上場。
時価総額は9,517.42MB。
主な事業は、販売用不動産の開発、建設賃貸およびサービスの提供として登録されています。
主要株主構成は、
Top 10 Major Shareholders(@11 May 2021) | Share | % | |
1. | RAFFLES NOMINEES (PTE) LIMITED | 274,624,812 | 20.05 |
2. | CITIBANK NOMINEES SINGAPORE PTE LTD-UBS SWITZERLAND AG | 226,045,000 | 16.51 |
3. | บริษัท BTS GROUP HOLDINGS PLC. | 125,000,000 | 9.13 |
4. | บริษัท Thai NVDR Company Limited | 66,624,738 | 4.87 |
5. | นาย นเรศ งามอภิชน | 54,000,000 | 3.94 |
6. | THE BANK OF NEW YORK (NOMINEES) LIMITED | 49,879,777 | 3.64 |
7. | MR. THONGCHAI BUSRAPAN | 48,686,021 | 3.56 |
8. | THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LIMITED | 35,280,000 | 2.58 |
9. | UBS AG HONG KONG BRANCH | 31,644,600 | 2.31 |
10. | MR. SATAPORN NGAMRUENGPHONG | 25,385,000 | 1.85 |
https://www.set.or.th/set/factsheet.do?symbol=NOBLE&ssoPageId=3&language=en&country=US
となっており、上位4シェアは企業。
これだけで過半数をちょうど占める程度になっています。
テンバガーを探す別の記事で使っていたスクリーニングの方法を使うとどの項目も引っかかりません。
ということで、テンバガーをこれから狙えるか?!という意味ではなく、高配当で保有する価値が有るか無いか、という点で考察したいと思います。
財務状況

次に、財務状況をわかりやすく100分率に変更するとこんな感じです。

粗利率は17%でした。
純利益は8%ということで、建築系、耐久消費財セクターという意味だと利益率はこんなものかな?という感じがします。
何れにせよ、コロナショックの直前期に黒字を計上できていることは、称賛に値すると思います。
財務分析

次に、過去決算状況の推移です。
大まかに見ると、流石に売上は19年から20年にかけて減少基調ですね。
ただ直前期の21年Q1に計上している売上を単純4倍すると、20年の売上はギリギリ超えそうかな。。。という感じです。
ということから、コロナショックはまだ抜けきっていない業界、業態、ビジネスと見受けられます。
ですが、純利益は17年から黒字を形状維持できており、中でも21年1Qの純利を単純4倍すると去年の純利は超えてきそうに見えるのも好材料ですね。
次に統計データを見てみましょう。
ROE, ROAともに高いですね。
純利率も大きくブレることなく高い数字をキープできていることが非常に素晴らしいと思います。
ただ、配当のボラティリティが非常に高いですね。。。
配当を見込んで買う前提で考えているので、その点はちょっと割引したくなります。
もっとも、直近の計算で12%強、この数が極端に高いわけではなくむしろ近年では低い方に該当するので、上がる方向で見込むことは可能と思います。

チャート

上場来の株価推移です。
現在の価格はなかなか高水準ですね。
最高値の水準と言っても良さそうなくらい、堅調に伸びていますね。

次にこちらは、直近1.5年分程度のチャート表示です。
コロナショックの株価はとっくに抜けていました。
コロナショックの底が3.35、現在価格が6.95なので、すでに200%増進したことになります。
この1年でこの伸びは、立派です。
移動平均線が去年の夏の配当発表後に上昇基調に転じています。
RSIも現在34、特に低めの水準をキープしている状況です。
ただMACDが上昇を見込めない内容です。
本来であればもう少し上昇基調がはっきりとわかったタイミングでGoすべき銘柄かなと思います。
結論
高配当、高ROE、低PERという投資する上では非常に魅力的な銘柄だと感じます。
ただ、テクニカル分析としては現在買いの要素が薄いです。
去年の配当時期からすでに200%増進していることも影響し、買う際に割安感を感じにくい状況です。
ただ、シンプルに考えてPERが現在4.88なので、極端に割安な指標であることには間違いないです。
よりはっきりと上昇基調がテクニカル分析として出るようであれば、配当受領用の長期投資銘柄としてはおすすめできます。
長期的監視並びに、タイミングを見計らってぜひ長期間指名柄としてお役立てください。
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