航空株暴落
AAVとBAは、Covid-19の発生による一時的な操業停止期間の延長が発表されたことを受け、前場に急落。
AAVは運行停止、8月従業員への給与未払い決定などボロボロ。
これを受けてAAVは8%も下げてるけど、どちらかというとBAのほうがこれからは更に危ない。

上の図がバンコクエアウェイズのチャート。下がエアアジアの日足チャート。

どちらもひっそりと、コロナショックから100%以上値上げしている銘柄。
実は、BAはめちゃめちゃ投資家に貢献した銘柄。
コロナショック後、160%の増進を見せている。
国内線が主力で、コロナショックをフルに受けた感じでもないのが良いのだろう。
エアアジアにしても、コロナショック後120%株価は増進していた。
ここからの下落なので、”今買うのが得策ではない”、”早めの利確を”という状況であって現在はバリューの高い銘柄ではないのは明白
ということで、まだまだまだまだ値下げに余裕がある。
そして両者ともに2020年3月コロナショック次点でのRSIはBAが27。AAVが24。
現在はBAが42、AAVが27と下げる幅を持ってる。
特にBAはコロナが長引いてるしここからRSI27近辺まで下げるだろうから、今買うのは得策じゃない。
以前運輸株を全銘柄まとめているので、気になる方はこちらもどうぞ。
まあ当時からしてAAVは危ない企業ではあったので、驚きは少ないですね。
また同じく危ない企業であったNOKエアー株の考察の際の交通株考察はこちら。
以降ニュースまとめ
8月2日(月)、Covid-19発生による一時的な運航停止期間の延長が発表されたことを受けて、アジア・アビエーション(AAV)とバンコク・エアウェイズ(BA)の株価が朝のセッションで急落しました。
タイの現地時間11:50現在、Asia Aviation Public Company Limited (AAV)は0.20฿/株(8.40%)下落し、2.18฿/株、売買代金は7,700万バーツとなりました。
一方、Bangkok Airways Public Company Limited (BA)は0.25฿/株(2.56%)下落して9.50฿/株となり、売買代金は600万バーツとなりました。
KTBST証券(KTBST)は、旅客数の回復が予想よりも遅かったことから、AAVは市場で最も悪いパフォーマンスをしていると考えています。
さらに、AAV社は、タイの封じ込め活動を支援するために、2021年7月12日からすべての国内定期商用便の運航を一時的に停止する期間を2021年8月8日まで延長するとともに、8月のスタッフの給与支給を停止することを発表しています。
状況が悪化した場合、AAVはより長期間の運航停止を求められることになります。
そのため、KTBSTでは、リスクを最小限に抑えるために、短期的にはAAVを「売る」ことを提案しています。
しかし、AAV社は現在、会社の再建を進めています。
9月には最初の融資を受ける予定で、これは流動性の向上と従業員の給与支払いに充てられます。
カシコン証券(KS)は、AVV社の一時的な営業停止により利益はゼロとなり、従業員への給与支払いも停止され、従業員は社会保障費の支払いを待つことになります。
AAVは21年第2四半期に14億バーツの赤字になると予測しており、今年上半期の赤字額はKSの通期予測の約半分を占めるという。
KSは、操業停止の継続に伴い、AAVの目標価格を2.97バーツとし、「HOLD」推奨を維持している。
さらにKSは、Covid-19の流行が続いていることから、AAVの財務状況に注目しています。
一方、BAはプーケット県がCovid-19対策を強化したことを受けて、2021年8月3日からサムイ-プーケット線を一時的に運休する。
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